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OS Windows 10 Pro

Windows 10 HomeとProの違い

投稿日:

1.Windows 10には複数のエディションがある

Windowsにはいくつか使用用途に合わせたエディションがあります。
・Windows 10 Home →一般用・個人・家庭向け
・Windows 10 Pro →企業向け
・Windows 10 Pro for workstation →サーバー、workstation向け
・Windows 10 Enterprise →大規模企業向け
・Windows 10 Education →学生・教師向け
・Windows 10 Mobile →スマートフォン向け
・Windows 10 Mobile Enterprise →企業用スマートフォン向け
・Windows 10 IoT Core →組み込み機器向け
大枠8個のエディションが存在しますが、
一般ユーザが使用するWindowsとしては、
Windows 10 HomeとWindows 10 Proが一般的です。
HomeとProの違いとしては、Homeに追加機能を付けたものがWindows10 Proです。

2.Windows 10 Proの追加機能

Windows 10 Homeで出来なく、Windows 10 Proで出来る機能はこちらです。
1.BitLocker
2.Windows Update 自動更新の変更・無効化
3.クライアントHyper-V
4.ドメイン参加
5.リモートデスクトップ

2-1.BitLocker(ファイル暗号化)

ストレージを暗号化し、パスワードを入力しないとファイルが開けないようにする機能です。
内蔵HDDはもちろんの事、外付けHDDやUSBフラッシュメモリも暗号化が簡単に可能で、パスワードを入れないと開く事が出来なくなります。
また、暗号化したストレージはWindows 10 Homeでもパスワードを入力すれば開く事が出来ます。暗号化の手順も簡単で、6つの工程で簡単に暗号化可能です。
USBフラッシュメモリ以外でもストレージ(HDD、SSD)をPCから抜き取られ、違うPCに接続すると中身が見れてしまいますが、BitLockerを使えば違うPCにストレージを繋げられてもみられる心配がなくなり安心です。
他人に見られたくファイルが入っているストレージをBitLockerで暗号化すれば安心です。
BitLockerで暗号化を行う手順は凄く簡単です。

①BitLocker(ファイル暗号化)の設定方法

①.マイコンピューターから暗号化したいストレージを選択し右クリック

②.パスワード設定を行う

③パスワードを忘れた際の回復キーをバックアップを取る

④回復キーのバックアップをとる
パスワードを忘れた際にロックを解除したり等の回復する為のキーになります。
パスワード、回復キーが無いとストレージにアクセス事が出来なくなります。

⑤暗号化範囲の選択

6.暗号化のモードを選択を押し次へを押すと自動でファイルを暗号化してくれます。

内蔵ストレージ等の場合は、違うパソコンにストレージを移植しない限りは基本的にBitLockerのパスワードは求められません。
USBフラッシュメモリは毎回以下のようにパソコンに接続するとパスワードを求められますので、パスワードを入れるとロックが解除され、操作が出来るようになります。

2-2.Windows Update 自動更新の無効化

Windowsに限った事ではありませんが、更新プログラムを適応すると稀に更新プログラムが原因でパソコンが起動しない、データが消えた、使っていたソフトが使用できくなくなるなんて事があります。
iphoneやandroidなどは更新をしないで使用する事は普通に出来ますが、Windows 10 Homeは基本遅く出来ても35日までしか止める事ができません。
windows 10 Proはアップデートするタイミングを自分で決める事が可能です。
基本的にはアップデートはセキュリティーが改善する事が多いので適応したほうが良いのですが、仕事などで使用しているパソコンが更新をして起動しなくなる、データが消えた、作業中に勝手に更新が始まった等々困る場合に備え、Windows Update 自動更新の無効化を行う事で自分のタイミングでUpdateが可能になります。

①Windows Update 自動更新の無効化設定手順

Windows Update 自動更新の無効化を行うには グループポリシーエディターで設定を行います。

①「Windows」マークを右クリックしてメニューを表示する。

② メニューの「ファイル名を指定して実行」をクリックする。

「ファイル名を指定して実行」は[Wins]+[R]キーで開くことも出来ます。

ファイル名を指定して実行の「名前」ボックスに「gpedit.msc」と入力し、「OK」をクリック

※Windows 10 Home では開けません。

「グループポリシーエディター」画面で上記の画像のようにフォルダを開いていく。
①「管理用テンプレート」の「>」をクリック
Windows コンポーネント」の「>」をクリック
③「Windows コンポーネント」左の「>」をクリック
④「Windows Update」をクリック
⑤「自動更新を構成する」を右クリック
⑥「編集」をクリック

①「未構成」から「無効」に変更の〇をクリックしOKを押す。
これでWindows Update 自動更新の無効化設定は完了です。
無効化されているか確認をしましょう。

②Windows Update 自動更新の無効化設定の確認

①「Windows」マークをクリック
②「設定」をクリック

「更新とセキュリティ」をクリック

「構成されている更新ポリシーを表示」をクリック

「自動更新を無効」にするが表示されていれば、設定は正常に設定されています。注意が必要ですが、無効化した場合は、Windows Update が自動で行われれません。Windows Updateは必ず自分で行う必要がありますので要注意です。

③手動でWindows Updateの確認方法

Windows Update 自動更新の無効化を行うとWindows Updateは手動で行わないといつまでたっても開始されません。更新を行うには以下の手順で行えます。
Windows Update 自動更新の無効化設定の確認と一緒で、
①「Windows」マークをクリック
②「設定」をクリック
③「更新とセキュリティ」をクリック
④更新プログラムのチェックを押すと手動で更新できます。

3.クライアントHyper-V

パソコンの中に仮想環境を構築し、一台のパソコンで複数のOSを起動したりする事が出来る機能です。
動かす為には以下のすべてがそろう必要があります。

  • Windows 10 Enterprise、Pro、または Education
  • 第 2 レベルのアドレス変換 (SLAT) の 64 ビット プロセッサ。
  • VM モニター モード拡張機能 (Intel CPU の VT-c) の CPU サポート
  • 最小 4 GB のメモリ。

詳しい設定方法を自分で設定出来ない方は使用する事をお勧めしません。
仮想環境で動かすOSにより色々と設定がある為、詳しく無いと出来ない為です。
大枠の設定方法はこちらを参考にしてください。

引用:Windows 10 の Hyper-V の概要

4.ドメイン参加

会社等で複数のパソコンがあり、誰がどのパソコンを使っても良い状況だとします。その際にドメイン参加(Active Directory)の設定をしていると、
・ユーザーの立場からは以下のメリットがあります。
 →どのPCも同じIDとパスワードで利用できる
 →「移動プロファイル」を設定で、個人の設定、個人ファイルも使用できる


個人で何台もパソコンを所有している場合や、会社等で不特定多数の方が使用しているパソコン等で設定を行っていれば、
どのパソコンで使用してもIDとパスワードが同一で個人の設定、
個人ファイル(デスクトップ上のファイルやMy Documentのファイル)がどのパソコンでも同じ環境で使用できる為、便利です。

・管理者側のメリットは以下になります。
 →ドメイン参加したPCを一括で管理できる

ユーザーアカウントの作成、パスワード設定等を一台一台行うのはいじめに近い作業になります。
Active Directoryを使えば、それは一箇所で行えばドメイン参加した全てのPCで利用可能になり、ユーザーアカウントを一度設定をするとドメイン参加しているPCですべて利用する事が可能です。
PCにたいして共通のセキュリティポリシーを一括で設定したいような時には「グループポリシー」という仕組みを使う事で一台一台設定をせずに一括で管理を行う事が可能です。
Windows Updateの管理だって行えます。
ユーザーIDを一元管理できる。PCを一元管理できる。それがドメインに参加させることの大きなメリットです。

5.リモートデスクトップ

リモートデスクトップは、Windows 10 に標準搭載されている機能です。
AというパソコンをBのパソコンで操作する機能です。
また、当たり前ですが、リモートで動かされる側はリモート接続する際時に電源が入っている必要があります。

5-1.ホスト側必要情報

①離れた場所にあるコンピューターの遠隔操作ができる。

コンピューター同士をネットワークで接続してリモートデスクトップの設定を行います。例えば、自宅にあるパソコンからオフィスのパソコンにアクセスして、オフィスのパソコンに保存されているデータを編集したり、インストールされているアプリケーションを利用したりできます。
自宅にいても、オフィスにいるような感覚で操作できるのは大きな利点といって良いでしょう。

②遅いパソコンでも、遠隔操作するパソコンの性能が高ければ、スムーズに作業

遠隔操作する際はあくまでも通信スピードが安定し早ければ、処理するのは接続先のパソコンの為、遅いパソコンで接続しても遠隔操作するパソコンが早ければ、遠隔操作側の処理スピードで処理する事が可能です。
滅多に使用しないソフトでも必須のソフトがあり、ライセンスで一台につき一台等のライセンス規定がある場合は、遠隔操作するパソコン一台にインストールを行い、リモートで接続する事で、一台のソフト費用で賄えます。

③出先等でパソコンが無くてもAndroidやiPhone、ipadでWindows環境を使用できる。

リモート(遠隔操作)はAndroidやiPhone、ipadで操作できます。
各Storeにリモートデスクトップのアプリケーションを使用してリモート接続を行えば、Windows環境をAndroidやiPhone、ipadでも操作が可能です。
出先でちょっとした確認がAndroidやiPhone、ipadで出来るようになるのは便利です。

5-2.リモート接続方法

接続方法に必要な情報

リモート接続するには、接続される側であるホストコンピューターの
・コンピューター名
・ユーザー名
・パスワード
以上の3つが必ず必要です。
※リモートされる側はWindows 10 Proで無いと接続が出来ません。
 操作する側はWindows 10 Homeでも可能です。

①コンピューター名の調べ方

「Windows」+「Pause」を同時押しするとシステムが立ち上がります。
コンピューター名というのが必要な情報です。

②ユーザー名の調べ方

①「Windows」をクリック
②「設定」をクリック
③「アカウントをクリック」
で確認する事が出来ます。

③パスワード

調べたユーザー名にログインする為のパスワードです。

④リモートを設定を有効にする

「Windows」+「Pause」を同時押しするとシステムが立ち上げ、リモートの設定をクリック

このコンピューターへのリモート接続を許可する(L)にチェックを入れ、「OK」をクリック

ホストへ接続できるユーザーの追加や削除を行う場合は、同じポップアップ上にある「ユーザーの選択」をクリックします。「リモートデスクトップユーザー」というポップアップが表示されますので、その都度、追加や削除を行いましょう。アクセス権を持っているユーザーについては、「アクセスが既に与えられています。」というメッセージが出ています。

⑤クライアント(リモート操作する側)の設定

ホスト側コンピューターへの接続ができるように、クライアント側の設定も行って初めてリモートデスクトップが利用できます。
「スタート」をクリックしてアプリケーション一覧から「Windowsアクセサリ」「リモートデスクトップ接続」と進んでいきましょう。


接続画面が立ち上がったら、事前準備で確認しておいた「コンピューター名」を入力して「接続」をクリックします。「リモートデスクトップ接続」に切り替わったら、「ユーザー名」と「パスワード」を入力して「OK」をクリックすれば完了です。
今後もユーザー名とパスワードを利用する場合は、「このアカウントを記憶する」にチェックを入れておきましょう。

5-3.Android・iPhone、iPadで接続する

①ホスト側(Windows )の設定

ホスト側の設定はWindowsで実施する方法と同一ですが、IPアドレスが必要になります。
Windowsのスタートメニュー内の検索ボックスに「cmd」と入力して「Enter」を押しましょう。
コマンドプロンプトが表示されたら「ipconfig」と入力して、再び「Enter」を押します。複数の表示が出てきたら、「IPv4アドレス」の横に載っているIPアドレスを控えておきます。

②Android・iPhone、iPadの設定

「Microsoft Remote Desktop」が必要なので、iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playからインストールしましょう。
アプリを立ち上げたら、iPhoneは「+」、Androidは画面右上にある「?」、をタップしましょう。
続いて「Desktop」をタップし、
iPhoneの場合は、PC名にIPアドレス、ユーザーアカウントにユーザー名を入力して保存しましょう。さらに、追加したデスクトップをタップして、「ユーザー名」と「パスワード」を入力、「完了」をタップします。クライアント認証が出てきたら、「承諾」をタップして終了です。
Androidは画面右上にある「?」、iPhoneは「+」をタップしましょう。続いて「Desktop」をタップしたら、Androidの場合は「Host name or IP address」にIPアドレスを入力して「Enter every time」「Add user account」と進みます。「ユーザー名」「パスワード」を入力して「save」をタップしたら終了です。

最後に

Windows 10 HomeとProの違いと各設定は理解できましたでしょうか?
法人の方は使える機能が多いと思いますが、
個人の方でも、
・BitLocker
・Windows Update 自動更新の変更・無効化
・リモートデスクトップ
上記の機能はかなり活用できる機能ですので、ぜひパソコンを購入する際に導入を検討してみてはいかがでしょうか?

-OS, Windows 10 Pro

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